なんとなく使用人



白い豪邸の中に入ると、執事さんとかメイドさんとかたくさんいた。


背は高いし、落ち着いてるし、まさに使用人!って感じね。


これから私ってここの娘になるのよね?


ということは、この人達みんな私の使用人!?


私は現実味がない未来に少し浮かれた。


するとお母さんに肩を叩かれた。


「今からあんたの部屋に使用人達が連れて行ってくれるみたいだから、ついて行きなさい。」


すると私の横に背の高い男の人が歩み寄ってきた。


「咲代様、お部屋にご案内いたします。」


その執事はとても綺麗な顔立ちをしていて、なんだか・・・・・




・・・・・こわい。



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