闇華




「わたしっ…こんな、世界望んでないぃ…っ」



自然と流れてきた涙がポタリ、剣に落ちる。



「君が、闇になりたいと望んだんだよ?こんなの、当たり前だよね。」



「で、できないっ…」



わたしがそう言ったと同時にぶわっと風が吹き荒れて



わたしは元いた場所に立っていた。



草原にへたり込む。



近くに流れる川の音が耳に良く響いた。







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