闇華
人間が誰しも持つ恐怖。
あたしたちは‘恐怖’を作る側だから‘恐怖’という感情を消さなきゃいけない。
「どうやって‘恐怖’をなくすんですか?」
「ある儀式みたいなもんを受けてもらえばいいよー。ついでにそれはあたしがいない間に受けてもらうからねぇ。」
「どんなことするんですか?」
「それぞれ違う。まあ、気楽にいきなよ。」
そういうとメロンは曖昧に頷いた。
メロンがあたしがいない間にどうなるか楽しみだ。