闇華
―…
「それじゃ、いってくるねぇ。」
「はい」
「早く帰ってこいよ。こいつと2人っきりは困る。」
「そんなに長くはならないよ。てゆうか長くなったら途中で抜けて帰ってくる。メロンは頑張ってきなー。」
そいじゃ、と言ってあたしはクリーム色のドアをぱたりと閉めた。
「くぁ〜」
「アルミス様、迎えに参りました。」
「んあ?あ、久しぶりー。なに、そのあんたの後ろに引っ付いてるのは。」
「私率いる部下です。バラバラに動きますので基本的には私とアルミス様の行動になります。」
「そっかぁ、くれぐれも…邪魔しないでね?」
あたしは部下たちを見てにこりと笑った。