‐hide‐ハイド
そんな彼女の笑顔を向けられた女の子達は、照れながら気まずそうに視線をさ迷わせていた。
場所的に、横顔しか見れなかった私でさえ、その笑顔に思わず見惚れてしまった。
あの2人お似合いカップルじゃん。
「あの…きゃ?!」
私がそんなことを考えていると、勇気ある1人のリーダーっぽい女の子が彼女の元へ寄っていくが、途中で躓いた。
危な…!
トサッ
「大丈夫?転んで痣が出来たらダメだろ?」
女の子は彼女に受け止められて助かった。
彼女は女の子に笑いかける。