‐hide‐ハイド



彼女…

琳を知ったのは入学式の日。



次の日正面から見た彼女の中性的で綺麗な顔立ちに見惚れてしまった。


そして喧嘩…。


強い子だと思った。

周りが怯む中1人凛とした彼女から目が離せなかった…。




私にない強さを持った彼女。


私は知らず知らず惹かれていったんだ。


誰も未来を知る術なんてなかったから…。


知ってたら近付かなかったのかな?



ううん


知っていても知らないふりして近付いていたんだろうな。



″琳″


私の大切な人…。





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