‐hide‐ハイド

みんなが周りを見回す。




「いないなら、残った人でジャンケ…」

「やります」





ジャンケンと言おうとしたが、手が上がった。




みんなホッとしたようにその生徒をみる。





「私、やります。図書委員」





そう言ったのは、確か…松江 汐って子だ。





この子…本運べるの?


少し不安を感じた。



「ありがとう。じゃあよろしくね?」


「うん!」



頷いたのを確認して委員に名前を記入する。


【松江 汐】

< 129 / 401 >

この作品をシェア

pagetop