‐hide‐ハイド
委員会の中ではNo.1かNo.2を争うくらい面倒だ。
学級役員ともいい勝負かも…。
図書当番の日は放課後まで残って仕事をする。
ほかの日でも重い本を何冊も移動させたりしなきゃならない。
そんな仕事を誰が好んでするだろう?
よっぽどの本好きの人以外は、できればやりたくない仕事。
当然このクラスにはそこまでの本好きはいないらしい…。
ここにきてまさか止まるなんて思わなかったのか、福島さんは少し戸惑っている感じがした。