‐hide‐ハイド

それから少し先生と一緒に本の整理をして、クラスに置いておく本を持ち図書室を出た。




「ふぃ~。重いよ…」



私の腕の中には分厚い本が20冊ほど。




ハッキリ言って、とてもキツイ。



「私は文化部なんだから~」


愚痴をこぼしてからふと思う。



「琳だったら楽勝なのかな~?」


″琳″




その響きが何となく恥ずかしくて、



嬉しかった。




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