‐hide‐ハイド
私達は職員室で琳の座席表を届けてから帰った。
琳は電車らしいので、途中で別れた。
琳の背中を見続けやがて見えなくなってから、再び歩いて家に向かう。
そう言えば、琳と仲良くなれた事で忘れてたけど
あの集団…。
大丈夫かな??
琳に怯えてたけど、このままでは終わりそうにない気がするんだ…。
そこまで考えると背中に悪寒が走った。
いつの間にか眉間にシワを寄せていた事に気付き、考えるのを止めた。
どうか、この考えが外れますように…。
暗くなり星が浮かんで来た空に願い、早歩きで帰宅した。