‐hide‐ハイド

「何が仕方ないよ。あんたにはデリカシーってものが欠けてるわ…。とにかくあんたは男みたいな子に育ったよ。唯一顔や身体は女の子だけど」






「女だからね」




母親の言葉に釘を刺しておく。




唯一って…






一応私女の子なんだから…身体が男とかやばいじゃんか!!







「まぁ…良く言えば素直で裏表がない子で悪くいうと不器用な子ね」





「うー」







当たっているだけに反論出来ないし…。






‐ピンポーン





「あっ…央達来ちゃったんじゃない!?」






「呑気に話してる場合じゃなかったわ!」

< 24 / 401 >

この作品をシェア

pagetop