‐hide‐ハイド
「何が仕方ないよ。あんたにはデリカシーってものが欠けてるわ…。とにかくあんたは男みたいな子に育ったよ。唯一顔や身体は女の子だけど」
「女だからね」
母親の言葉に釘を刺しておく。
唯一って…
一応私女の子なんだから…身体が男とかやばいじゃんか!!
「まぁ…良く言えば素直で裏表がない子で悪くいうと不器用な子ね」
「うー」
当たっているだけに反論出来ないし…。
‐ピンポーン
「あっ…央達来ちゃったんじゃない!?」
「呑気に話してる場合じゃなかったわ!」