‐hide‐ハイド
勢い良く玄関を飛び出し、母と共に央の両親に謝る。
2人は笑って平気だよって言ってくれた。
「琳ちゃん制服よくにあってるわね」
央の母親が私の制服姿を褒めてくれた。
「そうですか?ありがとうございます!」
お世辞かも知れないけどやっぱり褒められて悪い気はしない。
央の姿を見つけ寄っていく。
「よっ!!制服良く似合ってるじゃん!!」
軽く肩を叩きながら話しかけた。
「そっちも…似合ってるよ」
声は素っ気ないが照れ隠しなんだろう。
「へへっ」
「…つかスカート短くね?」
今気付いたらしい央は私のスカートを指指してすこし眉間にシワをよせる。
「あはっ…曲げちった」
ペロっと舌を出して笑いかけた。
「…ふーん」
そんな私とは逆に央は一気に不機嫌になった。