‐hide‐ハイド

手を伸ばした所で掴めるのは厳しいだけの現実。





何かが込み上げてきて私はおもいっきり唇を噛み締めた。



口に広がる鉄の味は今の私を支えてくれる。





ここに存在しているんだと教えてくれる。



泣くな。




分かりきっていたことでしょう?


仕方ないことなんだから…。

< 3 / 401 >

この作品をシェア

pagetop