‐hide‐ハイド

「最後は何の、る…」





汐の言葉が途中で途切れる。




「汐?どうしたの???」



不審に思い、汐に話しかける。



「…ゆい、とっ」





小さく呟いた声は私の耳にしっかり聞こえた。




ユイト?






確か汐の彼氏だよね?



とりあえず、汐が見ている報告に目をこらす。




「どうしたん?」




男子陣が不思議そうに聞いてくる。



そういえば、男子は話し聞いただけだった…。


私は汐のプリクラを見せてもらったから彼氏の顔をしっている。

「汐の彼氏がいる…」





「どれ?」



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