‐hide‐ハイド

穏やかにユイトさんに向かって言う汐。


「あぁ…」


「そう…惟斗って酷いね。最低だ」


「…ごめん」


「そんな気持ちで私と付き合ってたなんて最低!!見損なった」






そう言ってユイトさんに近づく汐。




そして…


―パンッ





ユイトさんの頬を打った。




「これは、私の痛みだよ!!あんたなんかもう好きじゃない!!私は浮気とか許せないから」






彼に背を向け言う汐。




彼は俯いていた。


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