‐hide‐ハイド

私達は屋上に行き、私は全て話した。






汐が好きになってしまったこと。




誰にも言えず、悩んで苦しんだこと。



そして、汐を自分から突き放したこと。





話おわると、徠は俯いていた。






沈黙が続く。



やっぱりダメだったか。



馬鹿みたい。



少しは期待してた。



もしかしたら、徠なら嫌わないで、離れていかないでくれるんじゃないかって。




本当に馬鹿みたい。


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