‐hide‐ハイド
好き?
こんな私を…?
「好き、大好きだ!!」
「徠…」
「よし、スッキリした!!」
返事が出来なかった私に笑って言う徠。
「返事はいらないんだ。ただスッキリしたかった」
「…そか」
小さく頷く私。
「これで、琳の相談にのれるな!」
「え?」
隣に来いと合図する徠。
遠慮がちにしたがって徠が座った隣に腰掛ける。
「急に告白してごめんな。気持ちを隠したままじゃあ、応援できねぇからさ」