‐hide‐ハイド

家に入って直ぐに自室にかけこむ。




ここなら泣ける。



布団に顔を埋め泣いた。





琳、


琳…





これは悪い夢であってほしい。



そう思って…。




眠りについた。





ガチャ…


扉が開く。





寝ている私は気付かない。



そっと髪を撫でられている感覚がした。



◇◇



…。



ゆっくり意識は浮上する。



そこには

「汐…」




悲しい顔した琳がいた。




「…っ!」



思わず後ずさる。




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