‐hide‐ハイド

汐と2人で、屋上に着いた。




何も話さない汐。


私からは言わない。



じっと汐が話すのを待つ。




汐は俯いていた。




…ダメかな?




ふとそんな考えが頭をよぎった。




でも、平気。



私達、親友だもん。





「私…も、琳のことが好きです!」





恥ずかしそうに言い切った汐に、私は止まってしまった。




だって、断られるって思ってたから。




「う、嘘とか同情じゃないよ!!本気で好きなの!!」


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