‐hide‐ハイド

″冗談″




呆れ顔の央からでたのはそんな言葉だった。


信じてもらえないの?





「冗談じゃない。冗談じゃないの!!私達は付き合うの!」





琳が、まくし立てるように言う。



央も、冗談じゃないと気付いた。





だんだん歪む央の顔。




最後には引き攣った顔をした。





「ごめん…ね」





今にも泣きそうな声で謝った琳。




駆け出す央を止めようとした徠を琳は止めた。





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