‐hide‐ハイド
「まぁ、あせることないじゃん。絶対部活しやなダメってわけじゃないし」
なっ?と央が言う。
「うん」
「まぁ、なるようになる」
「なるようにしかならないけどね」
少し得意げな央に意地悪した。
それから私達はファミレスに着き、みんなでこれからの事などを話し合った。
家に帰ってからは央と、受験のときは禁止していて出来なかったゲームをして遊んだ。
お互いに腕が鈍っていたけど、何回かしているうちに感覚が戻り、結果は1勝2敗…。
私と央は実力が大して変わらないので、どっちが勝つかはいつも運で決まる。
「今度は私が勝からね!!」
「やれるもんならな」
私は今度は勝つと心に決めて央と別れた。
布団の中で明日からの学校生活を想像する。
央と離れちゃったんだよね~。まっ、遊びに行けばいっか。
てか今日はクラスメート見る所じゃなかったし、央のせいだしね!
よし!!
明日は自己紹介とか頑張ろう。
第一印象が大切だもんね。
そんな風に考えているといつの間にか眠りに落ちていった。