‐hide‐ハイド

「大丈夫だよ!カッコイイけど私は惟斗しか見てないから!!」

「…当たり前だし!!」

そう言って私の髪をグシャグシャにしてきたので、お返しに彼の髪もグシャグシャにしてやった。


「あ~!頑張ってセットしたのに…」


ぶつぶつ文句をたれる彼に笑った。




それから私達はデートして帰りは彼に家まで送ってもらった。


「じゃあ、浮気すんなよ!」


「…惟斗こそ!」



2人で笑って別れた。



大丈夫だよ。


私には惟斗しかいないし…。


惟斗もね?


去っていく背中にそんなことを考えた。


「明日は寝坊しないで、完璧にして学校行こう!」


寝る前に自分に言い聞かせてから寝る。



明日は友達作りたいなぁ…。

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