‐hide‐ハイド
「…あっ?なんだテメー」
男子生徒を離しこっちを睨み付けてくる。
周りが息を呑んだのが分かった。
「やめなっつってんの!!気に入らなきゃ殴る?…アンタは小学生のガキかよ?てか精神年齢いくつ??」
半ばやけくそになって言う。
喧嘩なら買うし!
「っ!!テメっ…許さねぇ!!」
相手は完全に切れて殴りかかってきた。
…遅い。
素早くしゃがんで拳をかわす。
「当たんないなぁ」
ニヤッと笑って相手を見た。