‐hide‐ハイド

いきなりの事に少し戸惑う。





「え…と」






「俺が悪かった!!誰も注意してこないからって調子にのってたんだ!」






そう頭を下げたままいう。




「…頭上げてよ?」





恐る恐る頭をあげる相手。

「…いいよ!そのかわりもう暴力しないこと!!約束!」




「…っ絶対しねぇ!」


真っ直ぐ私を見据える目。


偽りのないことが分かった。



「ならよし!…みんなも、いいよね?」




私が聞くとみんな頷いて笑っていた。





「ありがとう!!」





みんなの反応が嬉しかったのだろう、相手は満面の笑みを浮かべた。

< 91 / 401 >

この作品をシェア

pagetop