高校生お嬢様&イケメン執事
「いまさら逃げられるワケないでしょう?俺を心配させた罪です」


 なんの罪ですか?!そんな罪聞いたことありませんよっ?!


「生徒が大方出てきたというのに一向にあなたのすがたが見えなくて、もしなにかあったらって、心配でありませんでした」


 そしてそう言いながら後ろ手にガチャリと、鍵を閉めた。


    ……あぁ、なるほど。逃げ道はないぞてきなやつですね。


「学校にいるのになにかなんてあるわけないでしょ?!」

 その言葉に、少し黙ったと思ったらまたもやため息。

 ちょっと!仮にも主だからね、私!!!
< 32 / 38 >

この作品をシェア

pagetop