片思いの空
優介君!?


さらにビックリなわたし



「寛人…幽霊じゃないよ、田代さん!!」



呆れた様子の優介君




「あぁ〜この子が田代さんね、俺は寛人!!よろしく!!」



元気な子
背もわたしよりは高そうだけど男の子にしては小さなのかな?



「田代さやかです、よろしくね」



寝転んだまま挨拶をした




「ん〜じゃあさやちゃんって読んじゃうね!!

…俺はヒロでいいからさっ」


すっごく人懐っこい笑顔だあ


「うん!!よろしくね、ヒロ」



わたしの隣にヒロが寝転んで
その隣に優介君が寝転ぶ





「そういえばさ、田代さんこの場所知ってたの?」




「うん…恥ずかしいんだけどさ

中庭で迷子になったとき見つけたんだぁ」




「ブッ…」

ヒロの吹き出す声



「ブッ…俺と一緒」


優介君の楽しそうな声




「こいつさぁ〜、どうしようもない方向音痴でさぁ〜」


へぇ…優介君しっかりしてそうなのになんだか意外



「寛人…余計なこと言わないで…」


なんか恥ずかしそう


今どんな顔してるんだろう?
見たいけど見れないや
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