片思いの空
「うっ…うん」
入り口の前に立っている優介を見ただけで
顔が一気に熱くなる
最初からこの調子じゃあ思いやられるよ
「優介君、遅くなってごめんね?」
「全然、俺も今終わったとこだから」
そう言って微笑んでくれた
やばい…鼻血でそうだよ…
優介君の隣に居る
ただそれだけで、周りの視線なんて無視できた
「おーい、さや!!」
この声…
「和馬、どうしたの?」
「お前ら二人でどこ行くわけ?」
不思議そうな、睨みつけるような視線
和馬じゃないみたい
「ん?球技大会の買い物だよ」
「ふーん……」
和馬?
「じゃあ俺も行く」
『は?』
わたしと優介君の声はピッタリ重なった
「俺も行く」
和馬は一度言い出したら絶対に曲げない
幼なじみだからわたしはよく知っている
「…えっと、でもさ」
わたしが言いかけたときだった
入り口の前に立っている優介を見ただけで
顔が一気に熱くなる
最初からこの調子じゃあ思いやられるよ
「優介君、遅くなってごめんね?」
「全然、俺も今終わったとこだから」
そう言って微笑んでくれた
やばい…鼻血でそうだよ…
優介君の隣に居る
ただそれだけで、周りの視線なんて無視できた
「おーい、さや!!」
この声…
「和馬、どうしたの?」
「お前ら二人でどこ行くわけ?」
不思議そうな、睨みつけるような視線
和馬じゃないみたい
「ん?球技大会の買い物だよ」
「ふーん……」
和馬?
「じゃあ俺も行く」
『は?』
わたしと優介君の声はピッタリ重なった
「俺も行く」
和馬は一度言い出したら絶対に曲げない
幼なじみだからわたしはよく知っている
「…えっと、でもさ」
わたしが言いかけたときだった