¨*:†FOREVER LOVE†:*¨  下から恋、上からの愛。

下から告白

「華原さん・・・こんな所に呼び出して、ごめんね?」



ここは昼休みの図書室の一番端っこ。


そこで何をしてるかって?


目の前の男に告白されそうになってる所。



「あの、す、好きだ!だから、そのぉ・・・付き合って欲しい。」



やっぱり。



「ごめんなさい。駄目なの。」



即答で返す

これ、私の流儀。



「え?!ど、どうして駄目なの?・・・理由、聞かせて欲しいな…。」



「名前を名乗らない人と付き合いたくもない。それに、運命を感じない。」



笑顔で返すけど、わざと傷つく言い方をする


これも、流儀。



「それじゃ。」



「あ、まっ――」



そして、すぐ消える




これで99回目の告白。


毎回、同じ告白の仕方で困る。


理由の聞き方まで同じだし。
< 14 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop