¨*:†FOREVER LOVE†:*¨  下から恋、上からの愛。
…進む、ずんずん進む。

どこかに進むのなんて知らない。



階段を上って…昇って…登って…さらにNOBOTTE
ながいよ!
でもこの階段の多さって…確か屋上だよね?



ガチャッ!


風が一気に吹いて髪が乱れる



到着したのは、屋上だった。



私ったら勘が鋭い!


「…。」


「…。」



沈黙が流れる


とりあえず、私は後ろを向いてみる



お礼、言わなくちゃいけない。

どうして、あーなったか言わなくちゃいけない。


振り向こうとした時、不意に温もりを感じた



今・・・抱きつかれてる?


「まことくん?」

「…大丈夫だった?」



優しさが帯びた言葉だった



「うん。真くんも手、大丈夫だった?」

「へ?」

「あの、重たそうな拳を片手で受け止めたから…」
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