¨*:†FOREVER LOVE†:*¨  下から恋、上からの愛。
手に暖かな温もり


「嫌?」


首を傾げる真
ずるい、その仕草反則・・・
嫌だなんて思わないよ・・・


優菜はブンブンと首を振った



「繋いでて・・・職員室まで・・・ずっと・・・」


今はこのままでいたい


なにを思ったのか真の顔が紅くなってく


「離さないから」



「?ありがとう」


一応、真くんが何故紅くなったか聞かないでおいた


―――。


職員室に行った後、とある事を聞く


「どうして、保健室にいたの?」


ピクリと真くんの肩が動いた


「優菜が・・・。優ちゃんが他の男と保健室に入ったのが見えたから・・・それに」


まだ続きがあるらしい

気になるからしつこく聞いてみる



「それに?」


彼が実に言いづらそうにしてみる

言いかけたのだから気になるよ



「教えて?」


まだ粘ってみる

彼は負けた様にため息をついた



「優ちゃんの友達・・・呉葉と美羽に・・・『優菜、あの男に盗られるよ』って言われた・・・からだ」



語尾がもごもごとなる
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