¨*:†FOREVER LOVE†:*¨  下から恋、上からの愛。
「・・・」



会長は黙ってしまった。嫌な予感はするけどね…


「まぁ、無理に聞きません。この恩はいずれお返しいたします、会長。」


私は早くこの場から離れたくて扉を開こうとした。…開かない。
そしてなんかの影に覆われてる。



「お礼だったら…彼氏と別れて俺と付き合え」

「何故(なにゆえ)!?」


影の主は私に変な事言ってくる。



「だから、俺と付き合え。」

「会長!!何冗談を言っているのです!」


会長は一段低く囁いた。


「会長ではない…千秋。笹田千秋。今後、千秋と呼び捨てで呼べ。」

「っな!こ、困ります!」


私には…真くんが…



「あんなチビ忘れろ。」


へ?


「チビ?」

「チビと言ったら、真の野郎しかいねぇだろ?」


なんで…なんで会長が知っているの?


「…アイツの事、忘れたいと思わないのか?」


忘れたくない…初恋の人。

でも会長の囁きが心の核を突く。

会長の囁きは悪魔の囁きにも思えた。



でも、私は悪魔の囁きにはっきり言った




「あんたとは付き合えない」
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