¨*:†FOREVER LOVE†:*¨  下から恋、上からの愛。
会長は自分から数メートル離れた


私は扉から三歩下がった。



「おい、扉に居る奴。優菜は俺と付き合う事なった。」


は?さっきの言葉聞いてなかったの?
てか、誰に言ってるの?


「お前のことを忘れたいのだとよ。だから、もう優菜に近づくな」



ねぇ、誰に言ってるの?
扉はゆっくり開く。扉が開くのはそれほど長くない。でも…私にはスローモーションに思えた。


私は目を大きく見開いた。そして自分の目を疑った。



そこには、私の好きな人。


「真。」



会長がその人物の名前を言うまで確信はなかった。

でも、目を何回も擦っても目の前にいるのは…真。



彼は…彼の瞳には怒りと…悲しみが感じられた。
なんで、そんな悲しそうな瞳してるの?なんで、怒ってる瞳をしてるの?
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