風神I




「俺らの姫に手ぇ出すなっていう意味もこめて走るんだー。」




「この走りって姫が出来たときしかやらないからスッゲェ大事な走りなんだぜ!!」




旭な続いて大と力も言った。






「真城ちゃんは風神の姫なんだし近いうちにそのお披露目暴走やるからそのつもりでね。」




空良は優しく笑いかけてきたがあたしはニコリともせずに首を横にふった。

















「あたしはお披露目暴走やらないよ。」




「「「「「え?」」」」」




あたしの言葉に風雅以外の声が揃った。




「真城、お前さ俺らの話ちゃんと聞いてたか?」




旭が困ったように言ってくる。








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