風神I
自分達から挨拶しといてなに驚いてんの。
そう思いながらあたしは挨拶がくるたびに返事をした。
みんなはのいる部屋につくころにはあたしは疲れはてていた。
「真城、遅かったなってなんでそんな疲れた顔してんだよ。」
部屋に入ると旭が話かけてきた。
「別に…。」
そう答えるとあたしは空いているソファーにドスンと座った。
「真城ちゃん、何か飲む?」
「レモンティーある?」
空良は冷蔵庫からペットボトルに入ったレモンティーを出してあたしに渡した。
「ありがと。」
空良にお礼を言うとレモンティーを一口飲んだ。