風神I
「期待しとくよ。」
あたしはそう言って置きっぱなしだったレモンティを飲んだ。
「「真城!!暇だから遊ぼ!!」」
大と力がスゴい勢いでとんできた。
「嫌だ。旭とでも遊んでてよ。」
「おい、なんで俺がでてくんだよ。」
「暇でしょ。」
「暇じゃねぇ!!…とは言えねぇけど。」
「大、力、旭が遊んでほしいって。」
「「えぇー。しょうがないなー!!旭と遊んであげようじゃないか。」」
大と力は旭に向かって突進していった。
「誰もそんなこと言ってねぇ!!」
旭は大と力から一生懸命逃げ回っていた。