風神I
名探偵氷真
あたしの下駄箱に嫌がらせの手紙が届きはじめて数日がたった。
あれからあたしが登校する朝に毎日、下駄箱には同じような真っ白い手紙が入れられていた。
手紙の内容は全て風神から離れろといった感じでそれ以外には何もなかった。
今日も下駄箱を開くと手紙が一通。
よく飽きずに毎日頑張るもんだ。
あたしならめんどくさすぎてやろうとも思わない。
とりあえずその場で手紙を開けてみる。
「…………いっ!!」
手紙を開けて中の便箋を取り出そうとしたら突然指に痛みが走った。