風神I




てか、小林少年って…




「お前は、名探偵の明智小○郎かよ。」




「あたしも思った。」




紫音の言葉にあたしは頷いた。














「いいか、この血の跡よく見るとあっちの方に繋がってるんだよ。」




氷真は血が繋がってる方を指差しながら言った。




「もしひぎずってるんなら血はポツポツと落ちてるんじゃなくてひぎずったような跡が出来るんだ。」




「それで?」




あたしは氷真に続きをうながした。





「まだわかんねぇねかよ。つまり、犯人は死体を隠すために担いで運んだが血が垂れていることにきずかないまま隠しちまったんだよ。」




氷真が自信満々の顔をして言った。








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