風神I
「どうして?これはあたし個人にきたもので風神には関係ないじゃん。」
「そういうことじゃねぇだろ!!」
氷真はあたしに食いついてきた。
「もしこれが黒蛇からの手紙だったとしたら風雅達に渡すよ。でもただの嫌がらせ程度で報告して迷惑かけたくない。」
「誰も迷惑だなんて思ってない。」
紫音はそう言ったがあたしの気持ちは変わらない。
「とにかく、二人とも絶対に風雅達に言わないでね。」
あたしは念を押すように二人に言った。
「「わかった。」」
二人ともしぶしぶだったが頷いてくれた。