風神I




「出来るかな。」




昌人は不安そうだ、もちろん勝広もだ。




「大丈夫。最初は難しいけど意識してやって行けば慣れてくるよ。」




「うん!!頑張るよ!!」




昌人も勝広も笑顔になり再びコートに向かおうとしたとき。










♪~♪~♪~




昌人のテニスバックの中から音楽が聞こえた。




「もしもし。」




昌人が電話にでる。







「え~、うん…わかった。」




少し話すと昌人は携帯を切った。




「勝広、もう遅いから帰って来いって。」




昌人が落ち込んだ様子で言う。












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