風神I
「旭、落ち着けって。」
「そうそう、真城の寝坊助もここまできたら才能としか言えないだろ、もうちょっと楽に行こうぜ。」
空良と馨もそれに続く。
馨に関しては若干バカにしたようにも聞こえたが…
「それよりも真城ちゃん、急いで出てきたんでしょ?お腹空いてない?」
旭を静めた空良が言ってきた。
「平気、カロリーメイト食べてきたし。」
「真城それで足りるの?」
あたしの話を聞いていた大が聞いてくる。
「もつんじゃない?」
「テキトーだなおい。」
あたしの返事に呆れたように返してきたのはなんとか落ち着いた旭。