風神I
「普段全く食わねぇから、階段から落ちんだよ。」
馨も言ってくる。
それとこれとは関係ない気がする。
「まぁ、そんなに大した怪我がなくてよかったじゃないか。」
空良が二人を静めた。
「「真城、まだ体痛い?」」
大と力が心配そうに言ってくる。
「大丈夫だよ。もう痛くない。」
別に骨折したわけでもないし、それほど心配することでもない。
そうだ、包帯を巻いてくれたお礼言わなきゃな。
「ねぇ、包帯って誰が巻いてくれたの?」