風神I
今、あたしは空き教室に一人でいる。
さっきまで女達のイジメにあっていたところ。
少し休むと教室をでて屋上に向かう。
何もないふりをして扉をあける。
そこには、いつもと変わらない景色に変わらないみんなそしてあたしがいる。
「真城、最近来るの遅いな。」
旭の突然の言葉に心臓が音をたてる。
「そう?いつもと変わらないけど。」
冷静なふりをしながら答えるあたし。
「俺も前よりかは遅くなってると思う。」
大の賛成の言葉に力も頷く。