風神I
女子のほとんどは目がハートになってる。
わかりやすすぎ。
理事長は一直線に舞台にあがるとマイクを持って話しはじめた。
「遅くなってしまってすまなかった。お前はもこれからこの学校の一員だ。喧嘩や暴走もあるだろう。ケガはしてもいいが死ぬんじゃねぇぞ。……以上だ。」
それだけ言うと理事長は舞台を降りて帰っていった。
ケガはしてもいいのかよ。
これでいいのか?とも思ったけど、あたし的にはこの方がいい。
長い時間をかけてねちねち言われるよりもキッパリ言われた方がいい。
何よりも、理事長の言葉には重みがあった
。