風神I




制服を着たあたしは、顏を洗ったり歯磨きをしたあと鏡に向かい合った、




そこには、あの人そっくりの顏…




「いやな顏…」




そう呟くと、あたしは簡単に化粧を済ませた。




もともと、化粧が得意じゃないあたしは化粧をしているかさえも分からないほどのナチュラルメイク、




見た目に全く興味もなくおしゃれなんてあまり好きじゃないあたしは女として終わってるのかもしれない。




でも、こんな性格イヤだなんて思ったことないし、むしろこのままでいいと思ってる。




自分を偽ってまで友達なんてほしくない、てか、最初から友達なんていらない。




あたしはあたしのままでいれればそれでいい。




こんな冷めた考えを持つあたしはおかしいのだろうか…







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