風神I




準備ができたあたしは真新しいスクールバックを持って家を出ようとした。




ふと、目に止まったのは部屋のすみにある使い慣れたテニスバック、結構大きめでラケットが3本入るようになっている。




中学校の頃はこのカバンに教科書まで入れて通っていた、




少し寂しい気持ちになりながらもあたしは家をあとにした。




コンビニで買ったお握りを食べ歩くこと10分ほどしてあたしが通う高校が見えてきた。




さすが不良高…
どうしたらここまで汚く出来るんだろう。




ある意味尊敬してしまうよ…








< 6 / 380 >

この作品をシェア

pagetop