君のためにできること

「なんだよそれ、まぁーいいよ。完璧なステージみせてやるから。あっ、ライブ今度の日曜日な。いい?必ず来いよ!」


日曜日は、友達と予定があったが、キャンセルしてでも行こうと思った。
ほんと素直じゃないな。その時も僕は憎まれ口をたたくように答えてしまった。

「しかたねぇーから行ってやるよ。あとで場所と時間教えろよな。」


「チケット渡すからそれみて時間通りに来いよな。」

そういうと彼女は入り口のほうに駈け出していった。

僕は、取り残されて呆然としていた。
この頃には、もう別にクラスでも話ししててもいいかなって思っていたが、
なかなか口にはだせず、この状態が当たり前のようにずっと続いる。



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