君のためにできること
スタジオ練習当日。僕は再び仙台にやってきた。
今度は彼女と一緒だ。電車のシートに二人並んで座る。
肩に頭を乗せてくる彼女。こういうの理想だったな。
と思っていたら、単純に彼女は爆睡しているだけだった。
つくづく思うのだが、彼女に”かれん”という名前は全く似合っていない。
それでもそんな彼女が大好きだった。
仙台についた僕たちはギターとベースを持ってスタジオへ向かう。
スタジオ練習はこれで二回目。初めてきた時はまだ全然引けなかった。
そこでドラムを担当する須藤さんとも初めて会った。
須藤さんは彼女の父親の知り合いで【Rose】がちゃんと結成されるまで
ドラムを担当してもらっていた。
またこのいつも借りているスタジオのオーナーであった。
そして須藤さんは、年齢30歳で妻子持ち。
僕はそれを知って安心した。あのころの僕はいっちょ前に嫉妬したりもしていたんだ。
二人で練習できるものかと思い少し落胆したが、本気で練習しないとステージで大恥をかくことになるのでその思いを心に留めておいた。
今度は彼女と一緒だ。電車のシートに二人並んで座る。
肩に頭を乗せてくる彼女。こういうの理想だったな。
と思っていたら、単純に彼女は爆睡しているだけだった。
つくづく思うのだが、彼女に”かれん”という名前は全く似合っていない。
それでもそんな彼女が大好きだった。
仙台についた僕たちはギターとベースを持ってスタジオへ向かう。
スタジオ練習はこれで二回目。初めてきた時はまだ全然引けなかった。
そこでドラムを担当する須藤さんとも初めて会った。
須藤さんは彼女の父親の知り合いで【Rose】がちゃんと結成されるまで
ドラムを担当してもらっていた。
またこのいつも借りているスタジオのオーナーであった。
そして須藤さんは、年齢30歳で妻子持ち。
僕はそれを知って安心した。あのころの僕はいっちょ前に嫉妬したりもしていたんだ。
二人で練習できるものかと思い少し落胆したが、本気で練習しないとステージで大恥をかくことになるのでその思いを心に留めておいた。