君のためにできること
「あっ…んあぁ…気持ちいぃぃ…」
名前も知らない女は、僕の前で股を開き、無心に腰を振って喘いでいる。
僕は正直、うるさいと感じていた。躰だけでいいんだ。
お前の声など必要ない。キモチ悪い。最悪だった。
僕はさっさと済ませることにした。
「いくよ。」
「んぁ…中…中にいいよ…出して…」
僕は、その瞬間に女の中から出て、女の服に白い欲望を吐き出した。女は一瞬落胆した顔をするがすぐさま僕のモノを掴んで口に含んできた。僕はその行為を愚かなものだと見下して、蔑んで見つめていた。
「あなただったら、中でよかったのになぁー…今、彼女いるの?」
女は、僕を見つめ上げてそう言った。
「…いないよ。」
「じゃぁ…立候補しようかな。大マジで…ダメ?」
彼女は自信気にそう言った。きっと自信があったのだろう。でも僕とは相性が合わなかった。セックスフレンドとしても合わない。
「残念だけど、君とは合わなかったよ。バイバイ」
僕はそういうと、まだ服も着直していないその女をクラブのトイレに放置してクラブを出た。