君のためにできること
「おい、岳。お前なんだか最近顔色悪くないか?」
眠れないせいか、顔がやつれて来ている僕をみて恭介はそう言った。
「最近寝れなくってね。顔にでてるのか?」
「あぁ、少しやつれてるぞ。病気か?」
「寝れないせいか食欲もあまりないんだ。」
「そりゃ、おめぇー早く病院いけよ!」
「そうだな。今日はとりあえずもう帰るよ。代返よろしく…」
僕は恭介に、3時限目の代返をたのみ大学を後にした。しかし、向かったのは病院ではなく薬局でもなくあのクラブだった。彼女を通して知った、ドラッグのバイヤーから覚せい剤を手に入れるために。こんな偶然はいらないよね…まさか、いつも恭介と一緒に通っていたクラブ、君と出逢ったあのクラブにドラッグのバイヤーがいるとは思わなかった。
「華蓮から聞いたんだ…売ってくれ…」
バイヤーは少し驚いた表情をしたが、徐に内ポケットに手を入れて、小さい袋に入っているものを僕にみせた。
「あいつの紹介なら安心だな。最初はこの位にしたほうがいいよ。」
そういうとバイヤーは僕のジャケットのポケットに静かに手を入れてソレを入れた。
そして、不敵な笑みを見せて、三本指をだして言う。
「あいつの紹介なら安くしとくよ。」
「あ…ありがとう…」
僕は、不思議に思いながらも、千円札を3枚バイヤーのポケットに忍ばせた。
もう戻れない…戻れない…
眠れないせいか、顔がやつれて来ている僕をみて恭介はそう言った。
「最近寝れなくってね。顔にでてるのか?」
「あぁ、少しやつれてるぞ。病気か?」
「寝れないせいか食欲もあまりないんだ。」
「そりゃ、おめぇー早く病院いけよ!」
「そうだな。今日はとりあえずもう帰るよ。代返よろしく…」
僕は恭介に、3時限目の代返をたのみ大学を後にした。しかし、向かったのは病院ではなく薬局でもなくあのクラブだった。彼女を通して知った、ドラッグのバイヤーから覚せい剤を手に入れるために。こんな偶然はいらないよね…まさか、いつも恭介と一緒に通っていたクラブ、君と出逢ったあのクラブにドラッグのバイヤーがいるとは思わなかった。
「華蓮から聞いたんだ…売ってくれ…」
バイヤーは少し驚いた表情をしたが、徐に内ポケットに手を入れて、小さい袋に入っているものを僕にみせた。
「あいつの紹介なら安心だな。最初はこの位にしたほうがいいよ。」
そういうとバイヤーは僕のジャケットのポケットに静かに手を入れてソレを入れた。
そして、不敵な笑みを見せて、三本指をだして言う。
「あいつの紹介なら安くしとくよ。」
「あ…ありがとう…」
僕は、不思議に思いながらも、千円札を3枚バイヤーのポケットに忍ばせた。
もう戻れない…戻れない…