嫌い=好き...

そしたら黒崎亮が
私を泣きながら
抱き締めてくれた
『秋月さん…辛かったよな
俺わかるよ…俺も一緒だから
女なんて信じられない
俺わ恋なんてしたくなくなった
でも…秋月さんを見てたら
俺支えたくなる
俺が支えたい…』



私わ男にこんなに
優しくされたのわ初めてだった
みんなからわよく
男女なんて言われているから
男からわよく
『お前って本間男だよな
そんなんだったら男よってこね―よ
お前に甘えられても
きもいしな』とよく言われた

だからこんな私でも
あたたかいものに
ふれたのが嬉しかった
このあたたかいものわ
すぐ消えるのかな?と
怖かった

そして私達わ
結局2人で帰る事にした
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